2022年2月– date –

HACCPに基づく衛生管理7原則12手順のうち、前提となる5手順について詳しく説明していきます。

一般衛生管理は、HACCPを有効に機能させる前提として、潜在的な危害要因による汚染や混入、増大を防止することを目的とします。そのため前提条件プログラム（PRP:Prerequisite Programs)とも呼ばれます。

一般衛生管理とHACCPはタイヤの両輪、両者が相まってはじめて衛生管理システムが機能的に働きます。では一般衛生管理とはどういったものでしょうか。また一般衛生管理とHACCPによる管理の違いはなんでしょうか？

世界で標準とされているHACCPという衛生管理の仕組みを導入することは業界全体の食の安全を考えると大切なことだよ。それに衛生管理体制を見直すことで事業者自身にもクレームの減少や経費節減、信頼性の向上といったメリットもあるんだよ。

　2020年6月の食品衛生法の改正によって飲食店をはじめとする全ての食品関連事業者にHACCPが義務付けられました。現在では全ての食品関連事業者が事業を行うにあたってこの衛生管理の手法を導入する必要があります。